京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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614:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2018/03/29(木) 23:55:13.35 ID:2tlzgMhL0
(気付けて良かった………。でもこれで、この後は自分の牌を記憶したら基本伏せ牌で打って、記憶が怪しくなったり、待ちが複雑になったら素早く牌を起こして見れば――――)

「おいおい、伏せ牌はこの店じゃ禁止だぜ」
「え?」


 身体を真正面に直した俺を待っていたのは、矢木の笑みだった。
 顎で指された方の壁には、こう書かれた紙が貼られていた。


『当店でのルール
・携帯はマナーモードに
・牌の強打禁止
・伏せ牌は禁止
・先ヅモ禁止
・ダブロンあり
・責任払いあり』


「う…………」
 

 この店で対局する以上、店のルールには従わなければならない。

 仕方なく俺は手牌を起こすと同時に、自分の方へ思い切り牌を寄せた。

 もしカメラで覗き込んでいるのなら、どアップにした上で、横からも覗けないようにした。

 が、これも…………


「おいおい、伏せ牌しようとしたり、そんなに懐に牌を寄せたり何のつもりだ?
 負けそうだからってイカサマに手を出す気か?」


 嘲笑混じりの警告で、やむなく牌を通常の位置まで戻す。

 これは俺達がイカサマなど一切していないことを証明するための戦いだ。

 その席で、言いがかりであってもイカサマを使ったと言及されることがあっては意味がない。


 なけなしの抵抗として、手牌の両端から3牌ずつ、親指を思い切り水平に伸ばして隠した。
 これも手牌に直接触れると又何か言われそうだったから、少し離さざるを得ない。
 覗く角度によってはこれでも見えてしまうかもしれないし、右手は自模らなければならないので、隠せるのは実質左端3牌だけだ。


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