京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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504:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2017/03/27(月) 13:49:30.76 ID:S6floja50
「きょ、京太郎…………」

「済みません、染谷先輩。勝手なことをして………」


 呆然としてる染谷先輩に、頭を下げる。

 冷静になってみると、ヤクザ関連の客にこれはまずかったか。


「いや、助かったぞい。というか、おんしこういうことに慣れてたんじゃな。いいガタイじゃから喧嘩は強いかもくらいに思っておったが」

「その、前に一度体格差を考えずに本気で喧嘩したら相手が大変なことになりまして……」


 中学三年の時点ですでに180センチを越していた俺は、体格というものが殴り合いにどう影響するのか全く分かっていなかった。

 それ以来、ストレートな喧嘩はしないようにしている。

 そう考えると柔道とかって、加減次第で無傷で終わらせることもできるし便利だよなぁ。


「今日は念のため、もう店仕舞いしとくわ。帰り道が怖いし、和たちを送って行ってもらえるか?」

「ですね。わかりました」


 お礼参りという言葉が脳裏をちらつく。

 そう考えると、今日は陽の高いうちに帰路に着いた方がいいだろう。

 特に和は、悪い意味で異性のターゲットになりかねない。

 そうしてその日は、出来る限り手早く解散となった。


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