京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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287:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2016/09/21(水) 21:25:25.29 ID:4du1A6Vz0
「……………」


 そしてその様子を終始無言で見つめている赤木さん。

 俺が倍満を上がった後、毎回局が終わるごとに、皆の手牌と山を見ていたのだが、一体何だったのだろうか?


「京太郎………」

「は、はい」


 そんなことを思っていたら、不意に声をかけられた。

 無表情がいきなりしゃべりだすものだから、びっくりする。


「お前、明日から俺のところに来い」

「へ?」

「鍛えればものになる。俺が付き添ってやるから、適当な雀荘に行って打て。
 この連中と打つよりそのほうがためになる」

「え、いや………」


 いきなりそんなことを言われて、戸惑うことしかできない。


「すいません、赤木さん」


 すると部長が、赤木さんの前に立った。


「赤木さんが、須賀君のことを叱咤激励してくれたことは、いくら感謝してもしたりません。
 しかし、それとこれとは話が別です。
 部外者である赤木さんに、須賀君をよそで練習させると言われて、はいそうですかということは出来ません」



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