京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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270:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2016/09/20(火) 00:03:08.64 ID:yliB1Glh0
「ローーン!」

「はぁ!?」


 倒された優希の手牌は、三暗刻対々で1mと9sのシャボ待ち。


「ダブリー・三暗刻・対々・ドラ4! 裏は………乗らないけど、親倍満! 24000だじぇ!」

「のおおおおおおおお!?」


 千点棒のみを残し、俺の点棒がすべて優希に持っていかれる。


「8sの周りは比較的安全だと思ったんだけどな………」


 やはり9sが重なったことを喜び、まっすぐ七対子を狙うべきだったか。

 そうしていれば、優希の上がり牌をすべて握りつぶしたまま安全に手を進められた。


「はっはっはー! 浅ましいじぇ犬め………あ………」

「ゆ、優希ちゃん………」

「ゆーき………」


 優希がいつもの癖で俺のことを馬鹿にするが、さっきの出来事を思い出して口を閉じる。

 咲と和の非難めいた視線が、優希に向けられた。


「じぇじぇじぇ………す、すまん京太郎………」

「いや……大丈夫だ」


 ここでまた落ち込んだら、何のためにここに戻ってきたのかわからない。 

 気を取り直して、次の局へと気持ちを切り替える。



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