瑞鶴「提督と翔鶴ねぇ、時々わたし」
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46:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 19:18:54.94 ID:KNa4XLmCo


 私が、削られていくような感覚。

 何かが磨り減り続けている様に感じるのは、決して錯覚ではないだろう。

 それが、どうしようもなく怖かった。

 だから、戦いを好きになった。

 一瞬とはいえ、全てを忘れさせてくれるから。

 一時とはいえ、彼が私を見てくれるから。

 『瑞鶴』ではなく、私が笑うことが出来るのは、きっともう、あの場所しかないから。

 なのに。

 今度は、私からそれすら奪うと言うのだろうか。

 唯一、私に残された場所すら、翔鶴姉は許さないというのだろうか。

 ああ――――

 また、心がぐちゃぐちゃになっていく。

 なにも、かんがえたくない。

 なにも――――


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