男「はぁ?ダンジョンに行ってこいって?」
1- 20
266: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/09/18(日) 11:22:23.15 ID:tTfDZAmE0
男「あ、でもこんだけの荷物どうやって持って帰るんだ?」

カウボーイ「ん?あぁ、知らないのかい?世の中にはこんなモノがあるんだよ」ゴソゴソ

カウボーイがポケットから何かの指輪を取り出す。

男「指輪?何かのダンジョンアイテムすか?」

カウボーイ「これは『保管の指輪』って言ってねぇ。こういうダンジョンで入手した大量のアイテムを、指輪の力で作り出した空間に保管する事が出来るのさ。そこそこレアだねぇ。
ダンジョンの中でしか物を入れる事は出来ないし、指輪のランクごとに保管出来る容量は決まっているけどねぇ」


そう言いながらカウボーイが指輪をアイテムの山に翳すと、山は綺麗さっぱり指輪の作った空間の中へと入っていった。


魔少女「上のランクのダンジョンには……こんな空間魔法のアイテムもあるんですね」

カウボーイ「ランクの低い保管の指輪なら専門店でも売ってるよ?そこそこ値が張るからダンジョンで拾った方がいいと思うけどね」

男「どれくらいっすか?」

カウボーイ「んー……一番下でこれくらいかなぁ」スッ

カウボーイは片手の平を広げて男の前に翳す。

男「500ゴールドか……ちょっと頑張ればエリスの修理代ついでに何とか買えそうだな」

カウボーイ「ん?違う違う。5万ゴールドだよ」

男「買えるかチクショウッ!!」

魔少女「私が……頑張っていつか同系統の魔法を覚えますので……」


少量だがダンジョンの外から空間魔法で物を持ち込む事の出来る魔少女でも、ダンジョンの物を別空間に入れる事はまだ出来ない。

いわゆるプロテクト的なモノがダンジョンアイテムには備わっているようだ。
恐らく正規の手順以外でのダンジョンアイテムの持ち出しを防ぐ為。魔法とはいわゆる、如何にバレないようにズルをするかという手段なのだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
497Res/305.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice