168: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/08/31(水) 18:10:46.58 ID:O8GMexQM0
40分後
電車内
次は〜○○、次は〜○○
男「乗客えらい減ったな」
魔少女「この路線は……元々使用者が多いわけではないですからね。この先に向かうのは山の方のダンジョンに向かう人くらいです」
男「なるほどねー。じゃあ、この車両に残ってんのはダンジョン目的の人らって訳か」チラッ
男が周囲を見ると、大剣を側に置いたヘッドホンをつけた青年と、様々な召喚用装飾品を身にまとった女性のペアが見えた。
見る限り、かなりの上級者に思える。
魔少女「私達が向かっているダンジョンの他にも……高ランクダンジョンがいくつかあります。他の皆さんはそちらにいかれるかと」
男「そうなのか。確かにわざわざランク2のダンジョンに何て行きそうにない装備だよな。……ただ……」チラッ
男が再度周囲を見渡す。
そして乗車口の前に立っている1人の中年くらいの男を見る。
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