【艦これ】女提督「それはね」
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178: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/29(火) 20:25:53.15 ID:6UrSFTGKo

八雲「……よしよーし」ナデナデ

比屋定「キャッキャ」

八雲「おっぱい飲みまちゅかー?」

比屋定「うにゅー!」

シャツを捲り上げると彼女は夢中で吸い付いた。

私に耳かきをしてくれた頃の彼女はもうここには居ない。



比屋定「ん……」ブルブル

八雲「あ、こらー。ベッドの上でシーしちゃ駄目って言ってるだろー。はい脱ごうね〜」

比屋定「やー! やー!!」ジタバタ

八雲「ほら、暴れないの」


今の彼女を見ていると、私の目からは涙がとめどなく溢れ続ける。何故だろう。


八雲「なー、クラゲちゃん」

比屋定「……?」

八雲「二人で死んじゃおうか」


そう問いかけながら、細首に指をかける。


比屋定「……」


彼女は何も言わず、嫌がりもせず私の手を受け入れてくれた。


八雲「最初はちょっと苦しいかもしれない。でも、我慢してくれ。私もすぐに行く」

比屋定「……いたいの?」

八雲「ああ、ごめんな。ちょっと痛いかもな」

比屋定「ううん。お姉ちゃんがいたいの? だいじょうぶする?」

八雲「……っ。そうだな、痛いんだ。してくれるのかい」

比屋定「いいよ〜」ナデナデ

八雲「ありがとう……ありがとうね」

比屋定「えへへ。だいじょうぶ〜」ナデナデ

八雲「もう嫌なんだ。傷ついていくアンタを、これ以上見つめられない」

比屋定「?」

八雲「ごめんよ。私が間違ってた。止めるべきだったのに、優しいアンタに酷な道を押し付けてしまった」

比屋定「……?」

八雲「頼む、誰でも良い。時間を巻き戻してくれ。次はもっと良い結末を迎えて見せる」

比屋定「……」

八雲「お願いだ。人間の可能性を信じた奴の道の先が、こんなんじゃあんまりにも酷すぎる」

比屋定「まだ、いたい?」

八雲「……」



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