【艦これ】女提督「それはね」
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141: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 05:35:15.80 ID:u1AXXBNco

比屋定「妖精に安全保障を丸投げするなど、正気なの?」

「確かに即座に結果を出すことは難しいかもしれません。また敵対する筈の異種生命体との共同戦線に不安があるのも事実でしょう。ですが味方となった彼らは全面的な協力を惜しまないと明言しておりますし、既に開示された艤装技術は信用に値します。我々造船部も長期的な視点に立ったとき、えーつまり日本が今後国際政治で主導的な立場を維持するためにも『霊装』より『自律機動戦闘艦』の方が遥かに良い」

比屋定「この場は開発の進捗を報告する定例会の筈でしょ。ナノマシン体が技術的に困難だからって話をすり替えないで頂戴。特フタさんは私たちに対して優位を取るためのカードが無いって明言してるようなものよ?」

「すり替えではない。技術の妖精一元化はメリットが多いという事実の提示だ。開発進捗に関しては『霊装魂』だって我々と同じような状況だろう」

少将「いいや。『霊装魂』の理論研究は既に完成している」

「……第四部長殿、大本営の許可さえ頂ければ、現在抱えている技術的な諸問題に関しては妖精たちの全面的な協力が得られ解決できます。ナノマシンによる自律機動戦闘艦の建造は決して不可能ではない。計画は一挙に軌道に乗ります」

少将「妖精の内戦に巻き込まれているのではないか、という疑いも強い。協力関係にあるとはいえ全幅の信頼を置くのは早計と上層部は考えている」


比屋定「大本営のくせにいい判断ね。同等の力を持たない協力関係など隷属と同義よ」

「日本が無くなるかもしれない時局に至ってまでソレを優先しますか」

比屋定「誇り無しで生きるなら死んだほうがマシだもの」

少将「比屋定君、やめたまえ。ともかく猶予は無い。艤装による沿岸砲台と妖精航空隊に頼り続けるのは限界もある。大本営はいち早く成果を得られた計画の採用を約束するとのことだ。期待しているぞ」

比屋定「はい。お任せ下さい」

「……承知しました」

比屋定「では進捗の報告へ移らせて頂きます」


八雲「おーおーやりあってるね〜」



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