136: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 04:58:41.59 ID:u1AXXBNco
教官「こちがら今期の成績書です。目通しをお願いします」
校長「分かった。ご苦労」
教官「いえ」
校長「今年は退学者が少ないな」
教官「ええ」
校長「成績を見る限り優秀なものが多いというわけでも無いようだが」
教官「ええ、そうですね」
校長「……君、何か隠してるのかね」
教官「補佐の者が隠れて頑張っているようです」
校長「10代後半でも意外と子供だからな。彼女は頼もしい姉というわけか」
教官「姉というか、落ち込んだ者を優しく包む様子などはもう母に近いですがね」
校長「あまり行き過ぎることの無いようにな」
教官「生徒たちも分かっています。関係を持つ等はありません」
校長「違う。八雲教官補佐にとっての負担のことだ」
教官「……彼女も線引をわきまえていると思いますが、一応注意して見ておきます」
校長「ああ。私も気をつけておく」
校長(母を知らぬ者が擬似的に誰かの母代わりとは、歪なような気もするが)
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