ガッシュ「ヌウ・・・昔に戻ってしまったのだろうか」LEVEL.2
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85: ◆332lpQH4Is[saga]
2016/07/15(金) 23:55:58.86 ID:0DsMPDxJ0
アルム「う…くっ…互角…?嘘だろ…?」

しおり・コルル「ハアアァァァァァァァァァァァァァ!!!!」コオオォオォォォ!!!

バシュンッ!!

しおり「よし、相殺した!!!」

アルム「オイ人間、もう一度呪文を…」

アルム「!」

ガッシュ「もうお主の戦いは終わりなのだ!」ドンッ!!

二冊の本を持ったガッシュが、そこには立っていた…

アルム「オレの本…」

アルム(あの巨大な手に気を取られている間に…ガンツの本まで…)

ガンツ「ギ、ル…」ガクッ

ガンツは、ギガノ・アムルクでギガ・ラ・セウシルを破ろうと何度もパンチした結果、肉体が悲鳴を上げた。

それにより倒れこんだため本を奪うことができた模様。

ガッシュ「…清麿!!ザケルを!!」バッ!!

本を空中に放り投げる!!

清麿「…」

ドサッ ドスッ

だが、清麿がザケルを唱えることはなく…本は床に落ちた。

しおり・恵「清麿くん!?」

コルル「な、なんで…!?」

清麿「…なぁ、お前たち…オレ達と一緒にゾフィスを倒してくれないか?」

アルム「!?」

ガンツ「ギル…!?」

ガッシュはこの時まで、忘れていた。

共に戦うことはなくとも、ガッシュたちに助言を与え、「負けんじゃねえぞ」と言ってくれた魔物のことを。

そしてその魔物が、目の前にいるアルムだという事を。

そんな大事なことを忘れるはずないのに…

戦いの事ばかり考え、仲間を増やすことを考えられずにいたようだ…

清麿「悪いのはゾフィスなんだろ!?もしそれが嫌ならここを出て…魔界は危険だ。魂…」

アルム「黙れ!ゾフィスには…ゾフィスには…逆らえねえんだよ!!」

清麿「石に戻される…か?」

ガンツ「ギル!!」ビクゥ

アルム「そ、そうだ!戻されかけるのを見たんだ…脱走しようとした奴だ…」

清麿「だがな…石の術を使えるのはゴーレンなんだよ。ゾフィスじゃねえんだ。」

清麿「本当にお前たちの封印を解いた月の光は…屋上にある月の石の光と同じか?」

恵(清麿くんは何の話をしているの…?)

アルム「月の光だと!?なぜそこまで…」

清麿「さぁ…詳しいやつがいるからな…」チラッ

ガッシュ「…」

ガッシュ(そうであった…私は…魔物を倒しに来たのではなく…救いに…)

ガッシュが事を急いで心が落ち着かないでいるこの時期に…清麿は、自信を取り戻し、冷静な判断をし…

ガッシュの言う「やさしい王様」のための糸口を作り出してくれている。

清麿に相談をせず、千年前の魔物の事や月の光のことを教えていなかったら、どうなっていたんだろうか?…考えたくもないものだ。


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