ガッシュ「ヌウ・・・昔に戻ってしまったのだろうか」LEVEL.2
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◆332lpQH4Is
[saga]
2016/07/22(金) 23:52:10.73 ID:KyvyFTdd0
街―
ティオ「ねえコルル!この服かわいいと思わない?」
コルル「あ、本当…だけど、戦うための服を買いに来てるんだよ?」
恵「そうよティオ。かわいさよりも機能性を重視しなきゃ。」
しおり「でも、どうせゼルクで相手に近づくんだし、服は破れちゃう気もしてきたわ…」
コルル「そんなこと言ってたらガッシュのマントはどうなるの?」
ティオ「あれは破れてもすぐ直るらしいわよ。ブローチさえ無事なら伸びても戻るらしいわ。」
コルル「いいなぁ…」
恵「さて、どうしたも…あれ?ティオ、あそこにいるのって…」
ティオ「ん?誰?知り合い?…あ!マリルー!!!マリル王女―!!!」
マリル「む?…おお、まさかまた会うことになるとはのう。」
しおり「え?王女様…?」
恵「知らない?少し前に来日したこともあるのよ。マリル・カルノア王女様。」
コルル「それ、前にテレビで見たよ!」
しおり(芸能人って…やっぱりすごいのね…!!!)
マリル「こんなところで日本人のそなたらに会うなんて思わなかったわ…どうじゃ?茶でも飲みに行くか?心配するな。金はカラオムに払わせる。」
恵「えぇ、ぜひ。ところでどうしてこんなところへ?」
マリル「少し用があったものでな。王女ともなるとお仕事で大忙しじゃ。じゃが飛行機まで時間があるから暇なのじゃ。」
恵「へぇ…」
しおり「ねぇ、恵とマリル王女様って、どんな関係?」
ティオ「関係?そうね…服を交換したくらいかしら。」
しおり(めちゃくちゃ仲良しじゃない!!!)
カフェ―
マリル「ふぅ、さて…この国は何がおいしいのじゃろうか。」スッ
ティオ「外、すごい数の警備ね…」
マリル「あの事件以降、カラオム以外にも護衛が付くようになったからの。…さて、今回もショッピングしているところに遭遇したわけじゃが…何を探してたのかえ?」
コルル「えー…と…」
恵「この子のための、大きめの服です。」
マリル「大きめ?」
ティオ「いろいろあって、破れない服が必要なのよ。」
マリル「破れない?……それなら、破れない布を使って服を作ればよかろう。」
恵「破れない…?」
マリル「ふむ。値は張るが…そういう布も存在する。ナイフで切られてもへっちゃら布が…」
ティオ「その布で大き目の服を作れば完璧ね!」
マリル(大き目の服にこだわるのはなぜじゃ…)
マリル「よし!そなたらは命の恩人じゃ。その服をプレゼントしてやろうぞ!…まぁ、その布はここにはないから届くのは何日か後になるがの」
しおり「命の恩人っ!?」ガタッ
しおり(芸能人って、本当謎ね…)
ティオ「ありがとう!…コルル、さっそく採寸ね!」
コルル「え、でも…いいんですか?」
マリル「このくらい構わぬ。さぁ、茶を飲み終わったら採寸じゃ!」
持つべきものは…友である。お金まで出してもらうのは少々申し訳ないが、お言葉に甘えることとした。
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