うしおとセイバー
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427: ◆I4R7vnLM4w[sage saga]
2017/07/21(金) 04:34:35.35 ID:okDxVkSb0


うしお「遠坂先輩、髪が伸びて……」

凛「私もここまで伸ばしたことないから、自分でも少し新鮮ね」

うしお「ははっ、似合ってるよ」

凛「もう……。気を失ってるときにね、槍のなかで二人と話したわ」

凛「私も憎しみだけで戦わない。だからきっと、本当に選んでくれたのね」

うしお「そうか。うん、それならよかった」


臓硯「か、身体が動かん……。蟲も、動かせん……。雁夜ァ、貴様ァ……!!」


凛「間桐臓硯、終わらせてもらうわよ」


臓硯「遠坂の小娘、何故そんな顔が出来る……。貴様はわしが憎くて仕方がないはず……」


凛「ええ、そうだったわ。でも不思議よね、何故だか今の私はアンタを憎んでないのよ」

凛「今はただ、アンタを桜から一刻も早く追い出したいだけ」


臓硯「そんなはずはない……。人間など、理想など、あるはずが……」


凛「そうか……。アンタも魔術師だったんだから、不老不死を目指す前が……」

凛「可哀想ね、間桐臓硯」




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