217: ◆I4R7vnLM4w[sage saga]
2016/12/23(金) 16:30:01.99 ID:lkCiBrHG0
とら「話は終わりかよ。りん、わしはもう店じまいだ」
とら「なァんで最期の最期で記憶が完全に戻ったのか知らねえが、もうしめえよ」
凛「は? とら、アンタなに言ってんのよ」
とら「もうわしの中におめえの魔力は残っちゃいねーよ。体が動きゃしねーんだ」
凛「はぁ……。本当にとっておきの宝石を使うことになるとはねぇ」
とら「おい聞いとんのか、りん!!」
凛「アンタの耳につけてるそれ」
とら「ああ? おい、なんだこれ、いつのまにこんなもんつけやがった!!」
凛「そのペンダントは『父さんの形見』で、私の一番とっておきの宝石よ」
とら「まさかおめえ、それをわしに……」
凛「とら、アンタは『私の』サーヴァントなのよ」
凛「だから私が危なくなったときに発動するように仕掛けておいたの」
凛「だって、アンタは私を聖杯戦争で勝たせてくれるんでしょ?」
凛「約束、守ってもらうわよ」
とら「……!?」
とら「傷が、治って……」
凛(……早く助けに来なさいよね、とら……)
とら「へっ……。約束は、守るさ」
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