うしおとセイバー
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204: ◆I4R7vnLM4w[sage saga]
2016/12/23(金) 14:00:30.66 ID:lkCiBrHG0


ぐぅ〜〜


凛「ちょっと蒼月君、さすがに緊張感なさ過ぎるんじゃない?」

うしお「オ、オレじゃねえよーーっ!!」

セイバー「……すみません、私です」

凛「あ、セ、セイバーだったんだ……」

セイバー「何か食べる物があればいいのですが」

うしお「食い物かァ……。あっ、これがあったんだ!!」


がさごそ、ころん


凛「……それは?」

うしお「遠野で妖怪の長から貰った『減らないオムスビ』さ。食べてもなくならないんだ」

凛「減らないって、どういうことよ……」

セイバー「確かに、もぐもぐ、これは凄い。食べると、もぐもぐ、既に次のモノが用意してある」

うしお「セイバー、ゆっくり食っても大丈夫さ」

凛「……蒼月君。これがとんでもないモノだって、分かってる?」

うしお「えっ? あぁもちろんさ。コヅカイがピンチのときは助かるんだぜ?」

うしお「今月も金欠でさ、これを持ち歩いて腹が減ったときに食うつもりだったんだ」

うしお「持っててよかったぜ」

凛「…………」

凛「はぁ……」

凛「協会の奴らが知ったら『魔法の数』が変わってるところだわ」




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