176: ◆I4R7vnLM4w[sage saga]
2016/11/13(日) 15:02:24.56 ID:7BTo5MIr0
うしお(確か麻子が、バルはヨーロッパの古城に住む妖怪って言ってたな……)
イリヤ「そのお城で私にはその妖怪しかいなかった。他には何も残ってなかったの」
イリヤ「でも隠れて会っていたらアインツベルンに見つかって、ハマー機関に連れて行かれたわ」
うしお「ハマー機関……。そうか、博士たちが……」
イリヤ「私が吹雪の森で狼に襲われたときも、私はバルを呼び続けた。それぐらいは信頼してたのよ?」
イリヤ「でも助けに来るわけもなく、私を救ってくれたのはバーサーカーだったけどね」
うしお「あのサーヴァントか……」
イリヤ「この国に来る前に少しだけ、あの妖怪に会ったわ」
イリヤ「お爺様の厳しい監視を抜けて、ほんの少しだけ話したの」
うしお(……お爺様……? そいつがイリヤにマスターを……?)
イリヤ「私のことを助けられなくてゴメンって言ってた、何のことか分からなかったけど」
イリヤ「それから、日本に行くならウシオという『すごい』人間がいるから、もしかしたら、って……」
うしお(バル……)
イリヤ「他にも何か言ってた気がするけど、まぁいいわ。それより……」
イリヤ「あの妖怪の言ったとおり、確かにウシオは他のマスターと違って面白いわ」
イリヤ「だから私が守ってあげるの」
イリヤ「そして最後の最後で、殺してあげる」
うしお「イリヤ……!!」
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