咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 憧「7冊目みたいよ!」
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10: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2016/07/02(土) 02:37:26.86 ID:Yc95yiC00


――翌日


京太郎「……ん」

京太郎「ああ、何だかんだでよく寝れた。……憧?」

憧「……」

京太郎「お、おい? どうかしたのか?」

憧「……あんたのせいで全然眠れなかったわ」

京太郎「ちょ、ちょっと待ってくれ! それ、俺のせいなのか?」

憧「当たり前でしょ! まったく……買い物に付き合ってもらったからって、止めてくれなかったからこんなことに」

京太郎「あ、憧……それ、自分にも反省点があるんじゃないのか?」

憧「……そう、ね」


憧「それじゃ、そろそろ出ましょうか」

憧「この時間帯なら、知り合いに見つかることもないでしょうし」

京太郎「……そうだな」

京太郎「それより、憧? ちょっと不安そうだけど……何かしてやれることはないか?」

憧「そ、そんなこと! ……ある、かもしれないわね」

京太郎「そうか。それじゃ――」


京太郎「肩、掴ませてくれ」

憧「……え?」

京太郎「それだけで安心するんだよ。昔、うちの家族にやられて安心した覚えがあるから」

憧「ちょ、ちょっと京太郎! ……もう」


憧「――もう掴まれちゃってるし、いいわ。何となく安心するし、ね」

京太郎「そうか。それなら良かった」

憧「……まったく」クスッ


憧「――こんな時の相手が京太郎で『まだ』良かったわ」

京太郎「ああ。俺は憧が相手で良かったよ」

憧「……訂正」


憧「『まだ』、は無かったことにしてくれる?」

京太郎「ああ。全然、大丈夫だ」ニコッ


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