天龍「ふと気になったんだけどよ。」
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148: ◆wO2YycwzMI[saga]
2016/08/24(水) 02:38:31.00 ID:8iRHZtcB0
左手に刀を抜いた天龍が右腕の単装砲をはなつ。狙いは清霜だが、当てる気は無い。
そもそも飛びながらの砲撃など初めてである。放たれた砲弾は予想通り海面を揺らすだけだ。

故にあくまで牽制。だが効果はあり、清霜は目を瞑り、防御の態勢をとっている。
ならば、目標はただひとつ。

天龍「はああぁぁ!!」

だが全力で振り下ろすその一太刀は、武蔵の艤装に食い込むだけで、斬り裂くには至らなかった。

武蔵「フ・・・、正直驚いたぞ。大したものだ。」

刀を持った天龍の腕を握る。軽巡の天龍にはそれを振り払う馬力は無い。

天龍「ヘッ・・・お前が褒めるなんて、珍しいじゃねぇか。」

艤装の翼が閉じ、ゆっくり海面へと降り立つ。

武蔵「それだけの力を発揮したんだ。素直に賛美を受け取れ。その艤装だけの力では無い、お前自身の腕前だ。」



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