93: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/08/07(日) 23:03:05.36 ID:NwoHXpb/o
●いつかめ
俺「予想はしてたが……こりゃまたとんでもねぇなぁ………」
出発から五日目。俺は…目的地である、宇宙の最果てへと辿り着いた。
そして、そこで見た光景は………
俺「……………」
目の前を丸ごと埋め尽くす……恐らくは、今居る宇宙と同等の質量を持った…冗談みたいなデカさの虚獣だった。
しかし……その異様な光景を、目に焼き付けている暇すら無く……無慈悲にも、虚獣は顕現。
更にはそれと同時に、円形の口を開き……その中央に真っ黒な塊を形成。
俺「おいおい…嘘だろ?」
黒い塊自体は、以前カライモンが使ったブラックホールに似ている。だが…問題は、そこに付与されている魔法のような物だ。
形式から逆算して、恐らくは……扉…ゲートに類似した物。
狙う場所がどこかまでは定かでは無いが…そのいずれを狙ったとしても、齎される被害が尋常では無い事は判り切っている。
俺はそれを食い止めるべく、ディメンションスレイヤーを形成し…斬りかかろうとしたその瞬間………
周囲に、黒い線が駆け巡った。
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