192: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2017/06/01(木) 22:14:48.59 ID:4mrMdPgNo
●せかいが
光の海の中………
一度踏ん切りが付いた事で、確信を持った事が一つある。
俺「あぁ、そっか……この壁が疑心で…俺の手でぶち破れってのは、そういう事か」
レミ「え?どういう事?」
俺「この壁は……並列世界と因果律…可能性の壁だ」
ハル「と言う事は……」
俺は、傘状にしていたディメンションスレイヤーを畳み…
俺「まぁ確かに…俺一人だったら、どう足掻いたって乗り越える事なんか出来なかったんだと思う。何てったって未来の可能性その物が相手だからな」
銃剣形態に戻して、その銃口を遥か下方…壁の中心部へと向ける。
俺「でもな…」
そして…引き金に指をかけ…
俺「それが…どぉぉしたぁぁぁ!!こっちにゃぁ、ダークストーカーが二人もついてんだ!!」
レミ「アタシ達が…どんな時でも、傍に居て…っ」
ハル「ずっと一緒に……未来を追い続ける!」
俺「だから………どんな困難だろうが絶望だろうが!俺達を邪魔する事なんて出来ねぇんだよぉ!!!」
俺の叫びと共に…放たれた弾丸が光の海を貫く。
光の海は光の粒へと変わり……
あれだけ精神を苛んでいた抵抗も、まるで何事も無かったかのように消え去っって行く。
そして、霧散する光の向こう側には……
レミ「……やっと終わったのよね」
ハル「戻って…来れたんですよね」
俺「あぁ……」
俺達が住んでいた世界……
いや………俺達の未来が広がっていた。
魔法少女ダークストーカー
―Fin―
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