157: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2017/04/25(火) 12:57:49.86 ID:/Xz7vhnao
●はんてん
全身からカサブタを引き剥がされるような痛みと違和感と共に…それは姿を現した。
カライモン「…………」
やれやれやっとか、と言わんばかりの呆れた顔でそれを見るカライモン。
レミ「えっ……何で……?」
事態を飲み込めず、困惑するレミ。
ハル「え?…あ……これって……つまり」
遅れながらも、理解するハル。
そして…………
無の核『……………』
険しい表情を浮かべた無の核が
目の前に現れた、人型の…少女の形をした虚獣を睨み付けた。
俺「さて……これでもう、無の核との決着がつく訳だが……お前たちもそれもで良いんだよな?」
光の核『………』
闇の核『………』
元は二人の友人だったとは言え…その行き過ぎた友情…いや、愛情や愛憎により悪質なストーカーと成り果ててしまった無の核。
その余りにも横暴が過ぎる振舞い故に…二人の中では、答えが出てしまっていた。
そして…その答えは、無言の肯定となって示され……俺は、その肯定の下に行動を起こす。
無の核『ぁ…がっ…………』
――――決着は正に一瞬だった。
無の核が、黒い線…いや、ディメンションスレイヤーの力さえ含んだ黒い線で、ケートに襲い掛かるが……
その行動を読んでいたケートは、難無くそれを回避。
更にそこから、無の核の眼前に転移した後……
呆気無い程簡単に、無の核の大半を削り取った。
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