勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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51: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2016/06/27(月) 02:36:51.60 ID:yrQHbGn90


ポルトガ勇者「!おい、あれ見ろ」



ギィ……


ムオル勇者「……」



イシス戦士「小船が数隻……」

イシス魔法使い「って事は、ムオル勇者様この運河を渡るつもりなのかしら」

イシス僧侶「しっ!船を出そうとしてる!」



ギッ

ザザ……


ムオル勇者「……」


ザプッ

ザプッ…


ポルトガ勇者「……行ったな」

イシス勇者「渡った……って事は、向こうに何かあるんだ」

イシス僧侶「ねえイシス魔法使い。地図で向こうって何か載ってる?」

イシス魔法使い「えっと……」

パラッ

イシス魔法使い「……ダメね。ろくな情報は書いていないわ」

ポルトガ勇者「多分向こうはろくに人が出入りしたことのないエリアだったはずだ」

イシス戦士「しかし、何故こんなに広いのにあまり調査が入っていないんだ?」

ポルトガ勇者「えっと、なんだったかな……昔あの大陸は聖地だったんじゃなかったっけか」

ポルトガ勇者「それが魔族に攻めいれられてからは、魔族が住み着くようになって誰も入らなかったとかなんとか」

イシス僧侶「……ちょっと待って。私達今からそんな所に行こうとしてるの?」

イシス魔法使い「というか、そんな所に行って勇者くんは大丈夫なのかしら……」

イシス戦士「…………回復する術がほぼ無いに等しいあいつが、そんな所に行ったのなら」


「「「…………」」」


イシス勇者「っ!は、はやくムオル勇者さんを追いかけよう!」

ポルトガ勇者「まあ待て。船だとあいつから見つかりやすい。あいつが運河を渡ってからだ」

イシス勇者「そ、そうだね……くそっ」

イシス勇者(勇者くん……大丈夫だといいんだけど……)



――茂みの陰――


ガサ…


「…………」




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