勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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405: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2017/01/16(月) 02:18:57.81 ID:uZPQ7lpE0
勇者「……」ゴクリ
スー勇者「ま……まさかそんな……」
スー戦士「いや、冗談は言っちゃいないよ。恐らく、軍神の二人よりも強いんじゃないか」
スー勇者「軍神?」
スー戦士「同士大戦を終わらせたっていう二人の剣士の話さ。“青い鬼”と“赤い鬼”」
スー戦士「あの二人のように、何十年後かにもソクラスやオルテガは神話として語られるんじゃないかな」
勇者「……」
スー戦士「ま、そんな事より、お前達の話を聞かせてくれよ。この一年の事」
スー勇者「あ!いっぱい話すことあるです!えっとですね――……」
…………
――スー勇者の家――
ホー ホー
スラお「ぐぅ……ぐぅ……」
勇者「……」
スー勇者「……」
ゴロ
スー勇者「……起きてるです?ご主人様」
勇者「ん?ああ。ちょっとね。眠れなくて」
スー勇者「なんだか、さっきから様子がおかしいです」
勇者「え?そう?」
スー勇者「はい……考え事、です?」
勇者「んー……」
ゴロッ
勇者「……商人の事とか、色々考えてたんだ」
勇者「なんでソクラス様みたいな凄い人があの町に来ているんだろう、とか」
スー勇者「あの街、有名な、船の中継地点みたいです。その方も移動するために、来たんじゃです?」
勇者「うーん……でもそれだったら移動魔法使える人を雇えばいい話だし……単に輸送の監督役なのかな」
サス…
スー勇者「……足の痣、痛むです?」
勇者「ん?ああっ、い、いや。そんな事ないよ」パッ
スー勇者「…………」
ギュッ
スー勇者「ご主人様、もう寝るのが、いいです。また悪い夢見るですよ」
勇者「そ、そうだね」
スー勇者「………………あと、3回です」
勇者「……」
スー勇者「3回、魔力に魅入られる、ご主人様……死んじゃうです」
スー勇者「もう絶対……飲み込まれないで、くださいです」
勇者「……うん」
勇者「心配かけてごめんね。僕は大丈夫だから……おやすみ。スーちゃん」
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