勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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334: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2016/12/15(木) 00:30:13.55 ID:PC86Fqf/0
ノッポの男「何をしやがる!」
細目の男「邪魔をしないでください!」
ソクラス「ふふん、少しは感謝してもらいたいものですなあ」
太った男「あぁ!?何言って」
ソクラス「私があそこで割り入らなければ、君たちの足の腱はスッパリやられて、地べたを這いずり回っていたでしょうな」
細目の男「……は?」
ソクラス「これを見たまえよ」
ザッ
ソクラス「ベンチの下のこの跡……彼はベンチに座った瞬間からこの場所に剣を抜きやすいように設置していたのだよ」
ソクラス「彼がしゃがんだのを君たちも見ただろう?」
「「「……」」」
ソクラス「彼は恐らく逃げるつもりだったんでしょうなあ。それなら相手が追手にならぬように足の腱を切るのが一番容易い」
ソクラス「迷いはなさそうに見えたね、私には」
細目の男「だ、だったら……!!やっぱりあの男、やましい事が!」
太った男「なおさら追わねえと!!」
ソクラス「まあまあ待ちたまえよ」
細目の男「何ですか!!一体――……」
ソクラス「……君たちには君たちで。お話があるのだよ」
………………
スー戦士「……」
タッタッタ
勇者「スー戦士さん!」
スー戦士「ん?ああっ、ふたりとも」
スー勇者「もうお仕事終わったです?」
スー戦士「……」
勇者・スー勇者「「?」」
スー勇者「どうされたです?」
スー戦士「いや……少し、手違いがあったみたいなんだ」
スー戦士「取り引きの事でちょっとね……妙な事が、あって」
勇者「妙な事……?」
スー戦士「いや、きっと大丈夫、だとは思うんだ。ただ予定が大幅に狂った」
スー戦士「悪いが二人は先にスーに行ってもらえるか?俺は少し遅くなりそうなんだ」
勇者「そうだったんですか……お仕事忙しそうですね」
スー勇者「でしたら、先に帰ってるです!」
スー戦士「ああ……村長やエドによろしく言っておいてくれ」
スー勇者「はい!」
勇者「ではまたスーでお会いしましょう。失礼しますね」
スー戦士「ああ。気をつけてな」
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