勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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268: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2016/09/28(水) 22:29:29.28 ID:vPM+LqBw0
…………


ザザァン…


戦士「しっかしさあー」


――エジンベア・国境前――


スタスタ

戦士「なんであんなに商船が多かったんだ?」

僧侶「んー、もしかして祭りかなにかあるんでしょうか」

魔法使い「とにかく、いまはエジンベアにぶじにはいることをかんがえないとねえ」

武道家「それだったら大丈夫よ。ポルトガ王から令状貰ってるから安心なさい」

ポルトガ姫「そうっす。一応私も一緒っすから、皆さん護衛って体でお願いしますね」

ガシャッ ガシャッ

遊び人「うー……甲冑の中鉄臭いよう」

盗賊「……ちょっと我慢しててね……」

戦士「遊び人は顔バレるとまずいからさ」

ガシャッ ガシャッ

女勇者「御付の人間が女ばかりだと色々と怪しまれるかもしれないからね」

武道家「……なんでアンタまで甲冑を?」

女勇者「…………いや、えっと……ほら。1人だけってのもあれじゃないか」

ポルトガ姫「まあとにかく、これまでも何度かこうやって訪れてるんで安心してくださいっす」

魔法使い「けっこうきたことあるの?」

ポルトガ姫「はい!この国の人間はムカツク奴多いんすけど、お姫さんとだけは仲いいんすよ!」

僧侶「ムカツクって」

ポルトガ姫「まーそれは入れば分かる事っす……とにかく急ぐっすよ。あの城の宝物庫、別名泥棒博物館なら何か手がかりが――……」

戦士「……」

ポルトガ姫「って戦士ちゃんどうしたっすか。港のほうじっと見て」

戦士「んー?ああ、ちょっとな」

戦士「商船、か」

戦士「商人…………ちゃんと無事かな」

女勇者「……」

遊び人「……ん。当たり前よ。あの商人だよ?」

武道家「今は目先の事を考えましょ」

戦士「……うん」


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