勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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179: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2016/07/30(土) 21:54:59.47 ID:og3+Jf/s0
オオォォォォ……
勇者「え、あれって全部お城?」
イシス勇者「うん。凄いよね。国一つを城で囲んでしまっているんだ」
イシス僧侶「この大陸自体はすっごく小さいからねー。歴史も長い国だしこうやって守りを堅めるのも必然だったんじゃないかな」
勇者「この間先生に座学で習ってはいたけど……うおー、凄い……でっかい」
イシス僧侶「でもよく考えたら先生も……ホビット様も連れてくればよかったんじゃない?」
勇者「え?」
イシス僧侶「ずっとあそこに住んでたんでしょ?だったら旅行がてら一緒にさ」
勇者「あー……ん。それはちょっと無理なんだ」
イシス僧侶「無理?」
勇者「うん。先生は理由があってあそこから離れられなくてね」
イシス僧侶「そうなんだ……どんな理由?」
勇者「体調面での理由」
イシス僧侶「えっ!?ホビット様、病気患ってるの?」
スー勇者「はい……だから安静にしてないと、だめです」
勇者「だから先生には何かお土産を持ってく事にするよ」
ポルトガ勇者「ああ、そうしろそうしろ。美味いもんいっぱい紹介してやるよ」
勇者「ありがとう助かる……って、ちょっと話変わるけどさ」
ポルトガ勇者「ん?」
勇者「どうして皆も布被ってるの?」
「「「?」」」
勇者「軽く僕ら変な集団になっちゃってるんだけど」
イシス勇者「だって、僕らは国連関係者だよ?もし門を通る時顔を認められたら上にすぐ連絡がいく筈だよ」
勇者「あっ、それもそっか」
ポルトガ勇者「お前はお尋ね者だしスーの字は捜索令が布かれてる。とにかく皆コソコソやるしかねえのさ」
勇者「でもさっきの……えっと、門って言ったっけ?それって厳重なのかな」
イシス勇者「……」
ポルトガ勇者「……」
イシス僧侶「……」
イシス魔法使い「……」
イシス戦士「……」
勇者「えっ?どしたの皆いきなり苦虫噛み潰したような顔になって」
ポルトガ勇者「いや……冷静に考えたら今回はあの門を一般人として潜らなけりゃならねえと思うとちょっとな……」
勇者「?」
イシス勇者「まあ行けば分かるよ。ホラ。もう門が見えてきた」
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