勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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105: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2016/07/11(月) 00:13:03.71 ID:DQu2DY2J0
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イシス勇者「ソクラス様……ですか?はい、確かにイシスに住いを持っておられますが」
ホビット「……ムオル勇者から聞いたんだけれど、国連は彼を頼る事にしたらしいね?」
イシス勇者「ええ。この間の国連首脳会議で決まりました」
ホビット「……」
イシス勇者「……あの、ソクラス様が何か?」
ホビット「……ソクラスがイシスに居る間、彼は何か目立つ行動をしたかい?」
イシス勇者「え?いえ……ソクラス様はずっと隠居なされていました」
イシス勇者「もとより、ソクラス様が勇者を引退されてイシスに隠居されたのは大病を患っての事でしたし、ほぼお会いする事もありませんでした」
イシス勇者「今回の協力を仰いだのも魔王バラモスの情報を得る為、そして国連の士気を高める為に知識と名前を拝借するという事なので――……」
ホビット「ふふっ……」
イシス勇者「?」
ホビット「あのソクラスが、大病……ね」
ホビット「でもそうか。ソクラスが君やイシス女王ちゃんに何かをしたという事もないのだね」
イシス勇者「え?そ、それは勿論」
ホビット「……なら、いいんだ」
イシス勇者「ちょっと……待ってください、ホビット様」
イシス勇者「その言葉から察するにソクラス様が僕や姉に何かする可能性があったのですか?」
ホビット「いや、そういうワケではないさ。ただ少し不安だったんだ……それだけだよ」
ホビット「ただ、隠居をやめて国連に身を戻した彼には気をつけなさい」
イシス勇者「な、なぜなのですか……?もしや、あの方も魔族か何か――……」
ホビット「ううん。彼は正真正銘の人間だ……ただ」
ホビット「“危険”なんだ。まだ魔物の方がやりやすいかもしれない」
イシス勇者「……どういう……?」
ホビット「……彼は、欲しいものを見つけたら、それに向かって感情に率直に動く」
ホビット「そして、躊躇なく壊す。人間も、魔物も」
イシス勇者「……」
ホビット「……とにかく、気を付けておくれ」
ホビット「君も、イシス女王ちゃんも」
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