電「鎮守府に海賊さんが着任したのです……」
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131:名無しNIPPER[saga]
2017/01/01(日) 06:02:47.09 ID:1sW5eCJ/0
同胞から発せられた音声を聞いてイ級は驚いた。


「びっくりした」

「びっくりした」

「突然どうしたんだろう」

「不安になる」

「大きな音声だった」

「いや、それ以上に」

「あの音声には」

「怒りが含まれていた」

「上位艦が時々発する感情を込めた音声に似ていた」

「だとしたら」

「自分はひょっとして」

「怒られたのだろうか」

「どうして?」

「ああ、疑問に思うまでもない」

「当たり前だ、当たり前だ、当たり前だ」

「自分が落ちこぼれだからだ」

「落ちこぼれだからだ」

「だから怒られたんだ」


イ級が持つ劣等感は全ての疑問を強引にそう結論付けた。

同じイ級の匂いがする同胞が人型であることの違和感に蓋をしてしまった。


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