223:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/26(月) 01:22:05.87 ID:znhwGlXXo
008
教室を出ようとしたその瞬間「あ、おい、ちょっと待て」と、キスショットがぼくを引き止める。
「アドバイス、そういえば一つだけあったわ」
「ええ…………」
あんないろいろカッコいいこと言ってたのに……。
完全に戦いに行く気でいたのに……。
章ももうまたいだというのに…………。
「まあ大丈夫じゃろうとは思うんじゃが、念のためにと思ってな。まあまあ聞いていけ」
「はあ。で、アドバイスって何?」
あんなに言っていたキスショットが、わざわざ言ってくるようなこととは?
「いや、本当に大したことではないのじゃ。ドラマツルギーは立場的にそんな戦法は取らん
じゃろうし、まあ、そのような状況になることもないじゃろう」
買いかぶり、ではなかった。キスショットがそう言うのだ。キスショットの力を普通に
使えば、そうなることはないのだろう。
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