135:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 22:19:30.34 ID:ntvrM9VEo
ん? でも待てよ。それではぼくがこれからやることは――
・ ・ ・ ・ ・
「察しがよいな。かか。そう、だから、うぬがその三名と渡り合って――儂の手足を取り
戻してきてくれればよいのじゃ」
「はあ」
よいのじゃって……簡単に言ってくれるよな。
「でもさ、その三人、いわゆるプロフェッショナルなんだろ? そんなの、吸血鬼なりたての、
本来ならきみとは口も利かせてもらえないようなぼくが、戦ってたちうちできるような相
手じゃないだろ?」
最悪、というか、十中八九ぼくが退治されて、無様に死んで、それで終わりなのでは
ないだろうか?
「卑屈じゃのう……その心配はないよ。うぬは今や、この鉄血にして熱血にして冷血の吸
血鬼、怪異の王とまで呼ばれた吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダー
ブレードの眷属。そんなヴァンパイアハンターどもなど、敵ではないわ」
「…………」
いや、その、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードその人が退治
されかけたんだけど……。
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