野原しんのすけ(15)「歯を食いしばれサイジャク、オラのサイキョウはちょっと響くゾ」
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◆aMcAOX32KD1b
[saga]
2019/04/04(木) 22:30:42.93 ID:S8UiAQXc0
上条の持つ、ドローンから手渡されたタブレットの画面が切り替わる。
何処かの映像や音声の配信サイトへとつながったソレからは、御坂にも聞き覚えのある声が流れてきた。
「さあ、今夜も始まったぜ〜、皆元気か?海賊ラジオDJだ」
始まった番組に、上条が困惑しながらタブレットを見る。
「海賊ラジオ?この端末はニコラって奴との連絡用じゃないのか!?」
そんな上条をよそに、そのラジオ番組は進行する。
「まだまだ記憶に新しい第八位野原しんのすけと第七位削板軍覇の決闘だが……なんと今夜はその第八位が、驚いた事に第一位と戦うそうだ」
「そんな理由で、また私がよばれたのだけど。ゲストのヘソ出しカチューシャよ」
タブレットの画面には、しんのすけと、立ち上がって彼をにらみながら自身の服を軽く払っている一方通行が映っている。
反射によって埃などつかないであろう彼がそんなしぐさをするのは一種のルーティンの様なモノか。
「面白ェ、最っ高に面白ェぞ。オマエ!!」
笑顔と言うには余りにも凶悪に歪ませた顔をしんのすけに向け、一方通行が吼える。
その声はその場所近くに居る、上条と御坂には聞こえていた。
しかし同じ声がタブレットから聞こえては来なかった。
「一方通行が野原しんのすけに何か言っているようだけど」
「おっとゴメンよ、今夜は第七位対第八位の時と違って音声は付かないんだ。編集じゃないぜ?なんせ生放送だからな」
「ふむ、この映像をライブで送っている『撮影者』の都合って訳かしら?」
『撮影者』、そう言われ上条と御坂は周囲を見回す。
自分達四人以外に人影は無い、しかし先程のドローンと、ソレと同型の機体数台が一方通行としんのすけを囲むように上空を飛んでいた。
「……アレを操作してるのもニコラって奴なのか?」
画面に目をやれば、リスナーがコメントを投稿できる仕様らしく、音声が無い事を残念がるモノや一方通行としんのすけに早く戦えとせかすコメントが右から左へと流れていく。
そんなリスナー達をDJがなだめる。
「まあまあ、生の音が無いのは俺も残念だけど、その分しっかりお仕事するから今夜もお付き合いよろしくな。海賊ラジオDJと」
「ヘソ出しカチューシャがお送りするわ」
「おっと、早速始まったみたいだぜ!?」
先ずは開始の合図とばかりに、一方通行が自身の足元の砂利をしんのすけに向かって蹴り飛ばした。
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