野原しんのすけ(15)「歯を食いしばれサイジャク、オラのサイキョウはちょっと響くゾ」
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◆aMcAOX32KD1b
[saga]
2019/03/22(金) 00:02:50.23 ID:t+3zxdzs0
「誰かに見られてる、のか?」
「最強のハッカーからね……今はジャン・ピエール・アンドレイ・ジョセフド・シャトーぶりアンヌ、もしくはアレッサンドロ・フランチェスカ・デ・ニコラって名乗ってるけど、どちらも本名じゃ無い」
「最強のハッカーね……俺に送られてくるってメールも、ソイツから?」
「そ、ニコラかシャトーぶりアンヌ。忘れないでよ」
「それで俺と御坂は現場についたら何をすれば良い?それにしんのすけ、お前はこれからどうするんだ?」
アクセラ
「……オラは、一通さんを説得する。ダメなら闘う」
しんのすけは言う、勝算はあるが勝てるかは判らない相手、しかしやすやすと負けるつもりもない。
負けるにしてもその場合は相手の辛勝になるはずだ。
「上条君と美琴ちゃんには一通さんがオラに勝ったと思った時、一番油断するその隙に不意打ちして欲しい」
上条が一方通行の頭を右手で掴んでしまえば、それでゲームセットだ。
多分最初から三対一で闘うよりも、こっち方が勝率が高いと思う。そう言ってしんのすけは笑う。
レベル5
「任せて大丈夫なのか?同じ超能力者の御坂が手も足も出なかった相手なんだろ、お前だって……」
「まあ楽な仕事とは言わないよ、これが終わったら夏休みの残りは自警団の皆とリゾート地でのんびりするといたしますか」
心配する上条に、しんのすけは冗談交じりに返す。
「……わかった、一番きつい所任せちまうが」
その時、上条の携帯が鳴る。
送られてきた情報は、御坂美琴の現在位置と、忠告だった。
「早速そのニコラって奴からだ」
「アイツは上条君になんだって?」
「御坂の居場所だ、こんな時間だけど常盤台の寮に居ないらしい。自分が見失う前に早く行けってさ」
「うん、じゃあまたあとでね上条君」
「ああ、行ってくる」
走り出した、遠く小さくなる上条の背中に、しんのすけはつぶやく様に話しかけた。
「『一番きつい所』ね……上条君はわかっているのかな……」
おそらく今の御坂美琴の精神はかなり追いつめられているはずだ。
それに上条が接触すれば、どうなるか……。
「ま、オラはオラのやる事をしなきゃだからね」
しんのすけはそう言うと、懐から取り出した短刀で空を裂く様に振り抜く。
すると現れた黒い霧の中にしんのすけは消えていった。
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