野原しんのすけ(15)「歯を食いしばれサイジャク、オラのサイキョウはちょっと響くゾ」
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350:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2019/02/15(金) 00:24:25.11 ID:WU8kfRXv0
一方その頃、しんのすけは第七学区の路地裏や裏道を走り回っていた。

「やっぱりダメか……適当に探してもクローンのお嬢ちゃん達にも一方通行って人にも会わないゾ」

しんのすけのファンを自称する、ジャン・ピエール・アンドレイ・ジョセフド・シャトーぶりアンヌと名乗る人物からも、その後連絡は無い。

「お嬢ちゃんが埋めた地雷のことを知ってたアイツなら、次の実験場所とかも知ってそうなんだけどな……」

汗を拭きながら、彼は空を見上げる。

「あ、もう約束の時間か……」

頭上に浮かぶ飛行船につけられたディスプレイには、明日の天気予報といった簡単なニュースと共に、現在時刻が表示されていた。

「このドアでいいか」

しんのすけは自身の右手首につけた『ゆるゆるの賢者の腕輪』を起動させながら、近くにあった戸のドアノブに手を掛ける。
      ・・
「今日こそ、アレを完成させてやるゾ」

そうつぶやくと、彼は第十学区に在るとある飲食店にとんだ。




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