野原しんのすけ(15)「歯を食いしばれサイジャク、オラのサイキョウはちょっと響くゾ」
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◆aMcAOX32KD1b
[saga]
2016/06/04(土) 21:36:41.09 ID:SbOZMyGA0
「なに!?」
削板はすぐに反応し、振り返ってしんのすけを視界に捉えた。
しんのすけの右手は既に懐に入れられている。
「次は何を―ガッ!?」
しかしその右手は抜かれず、削板にくわえられた攻撃は左手によるものであった。
しんのすけのその手には、バチバチと放電する竹刀の様な武器がにぎられていた。
「『鋼鉄親父の電磁竹刀』……すごいな、ボーちゃんってば完全に再現してる」
幼馴染から渡されたソレは、かつてしんのすけの『もう一人の父親』が手にしていた物だ。
その性能は一言で言えば、不使用時にはボールペンサイズにまで縮小する機能を備えたスタンロッド。
「もいっちょー!!」
電流により筋肉が硬直する一瞬を狙い、しんのすけが削板に追撃をしかけるが、
削板はそれを躱してしんのすけの足元を爆発させる。
「おお!?」
再び、両社の間には十メートル弱の距離ができる。
根性
「へっ、すげえ能力だな。まさか瞬間移動で俺の背後をとるとは」
「持ってる道具の性能だけどね、ほとんどは」
電磁竹刀の一撃を受けてなお、削板にはダメージ等無い様子であった。
「やっぱり、普通に勝つのは無理っぽいかな〜?」
そんな削板を前に、しんのすけも台詞とは裏腹に表情は余裕を崩さない。
カクウエ
「ならどうする?相手が第七位だからって諦めるのか?」
しんのすけの出方を見つつ、削板がジョークとして訊く。
そして予想通りの返事と、予想以上の解答が、しんのすけの口から放たれる。
「まっさか〜、ちょっと普通じゃない勝ち方をすれば良いだけだしね」
しんのすけは新たな武器を両手に、勝利を宣言する。 カタパルト
先程のライトガンにも増してオモチャらしい外見をした二丁の銃は、二門の射出機構を有し、
その上には光沢のある球体が1つずつ乗っていた。
「ほい!!」
しんのすけが引き金をひく。
「効くかそんなもん!!」
撃ち出された四つのタマは削板の腕の一振りに防がれる。
「なに!?」
しかしタマはそこで割れた水風船の中身の様に変形、さらには体積を増して削板の全身を包み込んだ。
「『アクショントリモチガン・ウィズ・ヒママタージェルバレット』これでゲーム・セットだゾ。ソギー」
しんのすけの言うように、削板は自身を包む球体の中でもがき暴れるが、
そのジェルの様な液体の様な、それでいて内部で呼吸はできる、不思議な空間からの脱出は出来ずにいた。
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