アムロ「女性にしか扱えない兵器か...」【クロスオーバー】
1- 20
8:名無しNIPPER[sage]
2016/05/08(日) 21:30:16.89 ID:FrHoj9Xw0
光が交錯し、自らが浮いているのか立っているのかすら分からぬ空間にアムロは居た。
目の前では数多の白鳥が飛び交い、場所が場所ならとても綺麗に思えただろう。

アムロ「ララア、そこにいるのかい?」

飛び交う白鳥に語りかける。そこにララアがいることを信じて。

ララア「私はずっとここに居たわ。貴方と大佐の中で、ずっとずっと」

白鳥が褐色の少女となり、声を発した。

アムロ「僕とシャアは分かり合うことが出来なかった」

アムロ「いくら連邦が腐りきっていても、武力で解決するのは間違っているのに」

ララア「私は貴方達の中でしか生きられない。だから、何も言えないわ」

アムロ「じゃあ俺に、シャアが地球を核の冬にすることを黙って見てろって言うのか!」

ララアの俺にもシャアにも優しくするような、お見通しといった態度が気に食わない。
聞きたいのはそんな曖昧な事ではない。

アムロ「シャアが、勝手な幻想を抱かなければエゥーゴでどうにか出来た筈なんだ!」

ララア「でも、貴方は宇宙(そら)には上がれなかった」

アムロ「ッ...だが、アイツが早とちりさえしなければハマーンが出てくることも無かった」

ララアは哀しげな眼をして、こっちを見つめてくるだけだ。
言いたいことは分かる「どうしてお互い否定しあうことしか出来ないの?」と問い掛けてきている。

アムロ「俺は...僕には...まだ分からないんだ...」

アムロ「だから、僕は...」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
505Res/191.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice