アムロ「女性にしか扱えない兵器か...」【クロスオーバー】
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451: ◆eIXIH1pnXg
2017/02/23(木) 23:10:56.07 ID:TwgVORk50
朝、教室に入ってみればクラス代表の対抗戦についての話題で持ちきりだった。
やれ、あのクラスには代表候補生がいるから注意だね、とかあのクラスは要注意人物が居ないから余裕、だとか。
どこから仕入れてきた情報なのかは知らないが、年頃の少女の情報収集能力は凄まじい。

しかし、例え相手がどうであれ、今の一夏では勝てるかどうかすら微妙だ。
一夏の機体のコンセプトはどちらかと言えば奇襲向きで、一対一で堂々と戦うには武装が貧弱すぎる。
出来るのならば、遮蔽物に身を隠しながら接近し一撃で戦闘不能にするのが望ましい。

???「その情報、古いよ」

軽くビジョンを描きつつ考えていた構想が、その一言で全て飛んだ。

一夏「お前、鈴!鈴だよな!?」

気付けば教室の扉に芝居がかったポーズで立っていた少女に、親しげに話しかける一夏。
彼女が更識の言っていた転入生か、と一人納得する。
今もキーキーと一夏と言い合ってる様を見て尚スパイだと疑えるほど、俺は腐っちゃいない。

織斑先生の登場によって、修羅場から一転無人の空間を思わせる静けさに包まれながらもしっかりと少女を観察しておいた。
一夏にもう少し自覚があれば、とは思うがあれが一夏の魅力の一つなのだと強引に納得しておく。
恋する乙女は前途多難だな、と心の中で呟くに留めておく。


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