アムロ「女性にしか扱えない兵器か...」【クロスオーバー】
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403: ◆eIXIH1pnXg
2016/11/06(日) 00:07:35.46 ID:sToB46UY0
アムロ「まさか、あんなイメージトレーニングが役に立つとはな...」

一人で夜の闇と布団に包まれながら、呟く。

誰があれだけ全世界の期待を背負った少年の機体が接近戦のみのピーキーな仕様だと思うだろうか。
近接しやすくするための牽制武器すらなく、ひたすら接近して斬るしかない。
シャアとの戦闘をイメージしていたのが役に立つとは思いもしなかった。
自分の予想では初心者にはまだ扱い辛さはあるものの、全距離に対応し中々の守備性能を持つモノとばかり思っていた。
専用機といえど、そこまでの優遇は出来ないとの考えだとしても流石にやり過ぎだ。

アムロ(まさか...これを機に女尊男卑のバランスが壊れることを恐れたのか...?)

アムロ(そうだとしたら、俺にマトモな専用機が回ってくる可能性は無いか)

織斑一夏に専用機を与えたのは、取り敢えずは渡しておくという世界に向けてのアピールだけだったのかもしれない。
自分達の保身しか考えない大人がやりそうな手口は体験しているし理解してもいる。

アムロ(あまり目立ちたくは無かったが...俺がサポートしていかなければ色々とマズいかもな...)

しっかりとした戸籍も無く、ただただ男性で扱えるというだけの立場の俺が何か出来るとは自惚れてはいない。
だが、その立場であろうと最善の道に導いていくことこそ、今の俺の役割だと思っている。
時代を作るのは、老人や俺達ではない。今を生きている子供や若者だ。
星を継ぐ者達をエゴが入り雑じった陰謀で歪ませてはならないんだ。
これは俺のエゴかもしれない。しかしあの時に見た人の可能性、人の心の光。ただそれを信じて、そして守りたい。

アムロ(そして、これは...カミーユの時に何もしてやれなかった、俺なりの償いだ)


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