アムロ「女性にしか扱えない兵器か...」【クロスオーバー】
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337: ◆eIXIH1pnXg
2016/09/20(火) 23:21:15.84 ID:xjo7H9xF0
適当な朝食セットを貰うと、更識と向かい合うようにして席に座った。

楯無「凄い注目されてるわよー?」

アムロ「.........そうだな」

ニュータイプでない一夏がストレスを感じている視線を、俺は一身に受けていた。一夏がまだいないためだ。
本来ならニュータイプとしての力を通して聞きたくなくても、自分への関心が直接感じられるはずだ。
それは毒霧に等しいのだが、アムロは違う。
ニュータイプとしては、あまりに鈍感過ぎた。いや、優れすぎていたともいえる。
他人との交信を限り無く意識の外に追いやることで、必要以上の共感を受けないように心掛けている。
具体的には戦闘中には殺意と悪意以外は感じないようにしてるのと同じ要領で、今も過ごしている。
興味がある、という以外は感じないようにしてるのだ。

楯無「どうかしたの?」

アムロ「何でもない」

アムロ(こんなことで、俺の力がどんなものか思い知らされるとはな)

自分自身の、ニュータイプでありながらニュータイプとはかけ離れた能力。
戦闘用の強化人間よりも、余程戦闘向きな自分のニュータイプ能力。
俺は、俺自身を自分の能力を、認められないんだ。

楯無「様子が変だよ?体調が悪いなら...」

アムロ「いや、本当に心配はいらない」

気が付けば、更識が覗き込むようにして俺の顔色を伺っていた。
この世界に来てから、やけにセンチになってしまっている自分に腹立たしくなる。


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