モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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506: ◆lhyaSqoHV6[sagasage]
2018/11/08(木) 06:20:31.13 ID:LkNOvbtJ0

あても無く逃げ回っていたむつみだったが、気がつけば袋小路──通路よりは広々とした小部屋のような場所へと入り込んでいた。
周囲を探るも、他に逃げ道は無い。

むつみ「どうしましょう……」

クォーツ『こうなっては、戦うしかあるまい』

間を置かずに、先ほどの二人組も袋小路へとやってくる。
完全に追い込まれる形となってしまった。


「これ以上、逃げ場は無いようだな」

むつみ「……」

体格からすると人間の男だろうか。
ボイスチェンジャーで加工されたような無機質な音声が、殊更威圧感を強める。
顔の半分を覆う仮面によってその表情は読み取れないが、むつみは彼らから発せられるひりつくような敵意を肌で感じ取った。

「目撃者は消すよう厳命されていてな……」

黒装束の一人が懐から拳銃を取り出し、その銃口をむつみへと向ける。



むつみ「カースならともかく、人を相手に戦うなんて……」

クォーツ『この状況では悠長なことを言ってもおれまい』

初めて人間と対することになったむつみが怖気づくのも無理からぬことだが、クォーツの言う通り戦わない訳にはいかない状況である。

クォーツ『いいか、人間相手ならそれ相応の戦い方がある』

そこで、いつものようにクォーツのレクチャーが始まった。


クォーツ『この状況下においては、お前のその容姿が大きなアドバンテージとなるだろう』

むつみ「どういうことですか?」

クォーツ『カース相手ではそうはいかないだろうが、奴らは人間だ』

クォーツ『お前が年端もいかない小娘だということで油断している』

クォーツ『出会ってすぐに逃走したことも相手の油断を誘えたな』

クォーツ『そこを逆手に取るのだ』

むつみ「な、なるほど……ちょっと複雑な心境ですけど……」

クォーツ『銃を持った方の動きに注目しておけ、気の流れと筋肉の動きを見極めろ、奴の発砲と同時に攻撃に移る』


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