モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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248: ◆3QM4YFmpGw[saga sage]
2016/09/25(日) 22:36:07.61 ID:gnJ6FtKW0
UP『いやあ、ちょっとマルメターノの野郎への復讐と素材の仕入れを兼ねて地球の愁炎絢爛祭っつー祭に来るつもりだったんだがな? うっかり宇宙警察の犬どもに取り囲まれちまって……あ、もちろん俺が勝ったんだぜ? でもちょーっとスレイブニールの方が傷ついちまってな? 困り果てて宇宙図を見たらワァオ! 地球のすぐそばに旧知の仲たるヘレンちゃーんの宇宙船があるじゃないの! これは最早神の思し召しでしてーっつー事で修理用の資材わけてくんねーかなーって通信かけたんだけど……ってあらら? ヘレンちゃん? 聞いてる?』


ヘレン「……ええ、『不幸にも黒塗りの高級宇宙船に追突してしまう』って所まで聞いたわ」


UP『全く聞いちゃいねぇーっ!! ズッコー!!』


往年のギャグマンガのような動きで盛大にズッコケるUP。


よく見ると足の裏に強力なスプリングが仕掛けてある。


この為に追加したのだとしたら、努力の方向音痴と言うほかないだろう。


ヘレン「冗談、ちゃんと聞いていたわ。わけてあげてもいいけど、タダとはいかないわ」


UP『モチのロンだぜ! 俺様特製プロデュースの奴隷五体をロハで……』


ヘレン「いらないわ、あんな悪趣味なオモチャ」


UPの言葉をヘレンが遮る。


UP『へっ?』


ヘレン「その代わり……例のコア、一つもらおうかしら。持っているんでしょう?」


UP『例のコアって……ちょちょっ、マジかよ!? アレは生産終了再販予定無しの激レアもんだぜ!? そもそも何で持ってるって知ってんの!?』


ヘレンの言葉に、UPは身を乗り出し驚いた。


勢いあまって顔面をモニターに激突させたその様は、まるで何とかクリムゾンとかいうロックミュージシャンのCDジャケットのよう。


ヘレン「嫌ならいいわ。そのオンボロ宇宙船で地球まで来ることね」


UP『ぬうう……よーし分かった! その代わり資材はバッチシ頼むぜヘレンちゃん!!』


CPU『マシンちゃん、一応現在座標と故障状況を転送しておくわねぇ』


マシン「助かります、CPU」


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