ドイツ「地球立キチガイ学園にようこそ!今日も今日とて偽善に励むぞ!」
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592: ◆pIxjj4GI1s[saga]
2017/03/12(日) 00:35:58.78 ID:L/9SqtYq0

烏有「世話係の女の子がたくさんいるし、男の子はゴドーの行動に大注目だ」

ライネケ「マジか、俺だったらいじめてますよ、そんな奴」

烏有「さっきも言ったように、ゴドーは小さな名俳優だからね。モテモテだよ」

烏有「おマセな上級生の女の子にデートに誘われたりしてる」

ライネケ「そんなにモテるんですか、腹立つなー」

烏有「でも困ったもんでね。上級生相手にゴドーはひどく手を焼くんだ」

烏有「上辺は大人っぽく見えても、彼は女の子をどうにかするテクニックなんか持ってないから」

烏有「年上の女の子に告白されると、ゴドーはいくつか台詞を用意する」

烏有「まずはこう、『君みたいな美人、僕には勿体無い。もっといい男がたくさんいるよ』」

烏有「それから、『僕なんかと付き合っても、君に迷惑がかかるだけさ』」

烏有「『僕はあまりにも子どもで、君とつり合いが取れる男じゃないんだ』」

烏有「こう言って、残念そうに笑う」

ライネケ「それ、意味わかって言ってるんですかね」

烏有「いや、たぶん女を黙らせるための台詞程度にしか思ってない」

烏有「ここで相手が引き下がればいいんだが、相手がしつこく迫った場合は次だ」

烏有「『君を困らせたくない。きっと君は僕に失望するに違いないんだ』」

烏有「『僕はだらしがないし、君を幸せになんて土台できないんだ』」

烏有「『お互い、この距離感が一番幸せでいられるんだよ』」

ライネケ「確かにどこかで聞いたような台詞ですねぇ」

ライネケ「しかも、普通の男なら恥ずかしくて言えないような台詞」

烏有「ゴドーの用意した台詞はここまで。それでも相手が引き下がらなかった場合」

烏有「彼は混乱状態に陥り、相手を憎悪し、反発する」

烏有「ゴドーは癇癪を起こして、泣きながら暴れまわる」

烏有「俺はゴドーが癇癪を起こしたり顰蹙を買ったりしないように、毎週指導してるわけだ」

ライネケ「でもわかりませんね、なぜその子が院長候補なんです?」

ライネケ「そんな障害持ちの人間に、精神病院の院長が務まるとは思えない」

ライネケ「もう一人候補がいるんでしょう?だったらそちらに決まるのでは?」

烏有「・・・そうだな、今からその子について話すつもりだったんだ」

烏有「所詮は6歳児だから、同級生はテレビドラマみたいな賢い台詞を言えるゴドーのおかしさに気づいてないんだな」

烏有「ただし一人だけ、自分勝手なゴドーを快く思わない児童がいるんだ」

烏有「公 世継(おおやけのよつぐ)という少年でね、真面目だけど気難しい子だ」

ライネケ「その子がもう一人の院長候補なんですね」

烏有「何か気付かないか?」

ライネケ「何がです?」



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