ドイツ「地球立キチガイ学園にようこそ!今日も今日とて偽善に励むぞ!」
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◆pIxjj4GI1s
[saga]
2017/02/10(金) 20:31:53.96 ID:ojAhruvA0
その時、「うあああああああ!」という叫び声と共に、
不運にもやたらと戦場に引っ張り出されることで定評のある浪速が入場した。
ひどく怯えた様子で、その顔は涙で歪み、全身に血を浴びて、背中には矢が刺さっていた。
両手には大きな桐箱を抱えている。
武蔵「汝、如何した!?」
浪速「あばばばば・・・俺は今やつのスタンドをほんのちょっぴりやけど体験した!い・・・いや・・・体験したというよりはまったく理解を超えてたんやけど・・・・・・」
伊勢「スタンド?一体何の話です。残りの隊員たちはどうしたのですか?」
浪速「あ…ありのまま さっき 起こった事を話すで!」
浪速「俺・・・いえ、わたしは恐ろして、この任務 即行ご辞退するつもりでいました」
浪速「そやけど、河内の兄さんに和泉の兄さん、阿波の兄さん、紀の姉さんも一緒やと聞きまして、ほんならと同行致しました」
浪速「わたしは商売人ですから、屈強なあの方々のお手伝いをするつもりやったんです」
浪速「わたし共は事前に相談して、大和さんの弱点を狙うことに決めていました」
浪速「大和さんが弱ってはる隙に、持ちもんを奪ってこちらへ運ぶという手はずでした」
浪速「戦力になりません わたしが運ぶ役目になったこともあり、わたしは半ば安心していました」
浪速「ところが現実はそない甘なかった―――大和さんを弱めるどころか、怒らせてしもたのです」
浪速「大和さんに対して優勢やと思てたら、いつのまにやら劣勢になってた」
浪速「な・・・何を言うてるのか わかれへんと思いますけど、わたし共も 何をされたんか わかりませんでした」
浪速「ボキボキと骨砕かれる音、勢いあまって飛び散る血しぶき、頭がどないかなりそうやった」
浪速「催眠術やとか超スピードやとかそんなチャチなもんでは断じてない、もっと恐ろしいものの片鱗を味わいました」
浪速「わたしは兄さん方の悲鳴を後に、死に物狂いで逃げ帰って参りました」
浪速「任務は達成しましたが、わたしはもう・・・恩も立たず、男も立たずで哀しい!」
浪速「わたしなんぞ、怪我一つせずのうのうと逃げ延びて・・・」
武蔵「なれど、汝が背中に・・・」
尾張「シッ!気づいてないから平気なのかもしれませんよ」
武蔵「むぅ、ご苦労ぢゃ。兎に角、夫れが大和氏の分霊か」
浪速「はっ!これがその・・・」
浪速「大和さんの金時計でございます!」パカッ
チーン
武蔵「」 尾張「///」 伊勢「・・・」
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