ドイツ「地球立キチガイ学園にようこそ!今日も今日とて偽善に励むぞ!」
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516: ◆pIxjj4GI1s[saga]
2016/12/20(火) 23:54:02.19 ID:vgwpYOPq0

大和方の主張は単純で、
「草薙剣簪は簪なのだし、綺麗な女の子に使ってもらいたい」というもの。

山背方の主張はこれに反し、
「草薙剣簪は出雲が銃刀法違反を回避するために便宜上簪としただけで、
 実質的には完全に剣である。剣術に秀でた弟に継がせるべきだ」というものであった。

返答に困った大神・出雲は、
「姉と弟を争わせて、勝った方にこれを授ける」と言って逃げた。

製作者とて、これを簪として作ったのか剣として作ったのか決めかねていたらしい。

事態はそう簡単に進まず、その理由の一つには南朝の美貌があった。

大和たちが味方についたとは言え、
氏神たちのルールとして何もかも人間に協力して良いわけではなかった。

しかし、彼女のお願いとあらば氏神たちはみな協力を惜しまなかった。
例を挙げれば、浪速は禁断の未来予言書を南朝に見せてしまっている。
(これにより自身の敗北を知ってしまった彼女は、その運命に抗おうと知略をめぐらすのである。)

また、敵方のボスである山背ですら、途中 彼女に恋文を渡す始末である。
(これはいろんな意味でアウトな事件であった。)

その他にも伊勢が手品で草薙剣簪を3本に増やしてしまうなど、
思いがけないトラブルが相次ぎ、それらは南朝に味方した。

されど南朝は運命には抗いきれず、北朝に敗北してしまう。

ここで、北朝にとって衝撃の知らせが入る。

草薙剣簪を受け継いでも、
それが節刀として氏神たちから贈られなければ、
呪いは免除されないというのである。

つまり、父・鎌倉日本のツケは姉弟で半半だったのだ。
 


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