ドイツ「地球立キチガイ学園にようこそ!今日も今日とて偽善に励むぞ!」
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451: ◆pIxjj4GI1s[saga]
2016/12/05(月) 23:02:34.74 ID:Zcstu9j50

新羅「見てみろよこの簪、これはそこそこ高く売れるぜ」

日本から盗んだ剣状の簪は、一体何の金属なのか全体が白く、
刃先は菖蒲の葉のようで、柄部分は背骨のように節立っていた。
如何なる職人が如何にしてこの簪を作ったのか、甚だ不可思議であった。

新羅「そもそも男にこんなもん必要ないだろ」

高句麗「確かに・・・百済にあげるつもりだったのかな」

新羅は簪を空にかざして、いろいろな角度から光を当てて眺めていた。
諸刃の剣は神妙に異彩を放っていた。

折りしも、異変が起こった。

「ゆぅーるぅーさぁーんーぞぉー・・・」

新羅「何か言ったか?」

高句麗「お前が言ったんだろ?」

ゴロゴロゴロ・・・ピシャーーーーン!

新羅・高句麗「わぁ!」

数秒前まで雲一つない晴天であったのに、突如として雷雨に見まわれた。

カァ!カァ!カァ!シューッシューッ・・・シュルシュルシュル・・・

周囲の木々や屋根の上、電線、至るところにカラスが留まり、
蛇の大群が二人を睨む。

新羅「ヒィィィ!!!!」

高句麗「何だ、何なんだコレェ!!!」

ケラケラと、不気味な笑い声が近くで聞こえる。

新羅「なんか・・・なんか簪から声が聴こえるんだけどぉぉ」ガクガク

高句麗「は!?何言って・・・」

「よくも汚らわしい手で我々を触ってくれたな・・・」

高句麗「うわぁ!」ガビーン 新羅「ほらぁ!ほらあああ」ガクガク



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