ドイツ「地球立キチガイ学園にようこそ!今日も今日とて偽善に励むぞ!」
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392: ◆pIxjj4GI1s[saga]
2016/11/03(木) 23:47:36.26 ID:D/Bj172j0

アメリカ「ごめんなさいね、あたしは教育実習生なの」

ロシア「じゃあ大学生?とすると、僕より年下じゃないか」

アメリカ「あなたはここの生徒?」

ロシア「一応はそうだけど、僕に疾患なんてないよ。僕はロシアだ、よろしく」

名簿で彼の名前を探す。

アメリカ「・・・えっと?あなた重度の浪費癖を治すためにここにいるらしいわね」

ロシア「理不尽だろう?欲しいものを買って何が悪いのだろうね」

なるほど、随分高価そうな服を着てると思った。
なんて思いながら、あたしは彼の身なりをしげしげと見つめた。

ロシア「よし、じゃああなたを皆に紹介しよう」

あたしは彼について行って、談話室や校庭で遭遇した生徒たちに挨拶する。
精神病院という割には皆落ち着いていて、あたしを快く歓迎してくれた。

アメリカ(あたし前後の年齢の生徒ばかりね・・・)

通常はだいたい中高生くらいの年齢で固まるらしい。
ル・ダウ学級も初めはそのくらいの年齢層だったみたいだけど、
そのままほとんど誰も退院出来ないまま年月が過ぎたようね。

ロシア「この学校を卒業すれば、中学と高校の卒業資格がもらえるのだけどね」

ロシア「僕はとっくに高校生の歳じゃないね、ハハハ」

アメリカ「大学に進みたい?」

ロシア「音大にね。これでも作曲家志望さ」



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