156:名無しNIPPER[saga]
2016/11/20(日) 23:20:27.88 ID:mCGHpyv90
城へ着くまでに、モモは今までのことをホワイトボードに書いてゆみに伝えました。
もちろん、自分がうんこであったことは伏せましたし、口がきけないことは、悪い魔女に騙されて声を奪われてしまったからだと、少し脚色はしましたが…
ゆみ「そうか、そんなことがあったのか…」
ゆみ「君の声が聞けないのは残念だが、私は君の瞳を見れば、思っていることはすべて分かるような気がするよ」
モモ「…///」ニコニコ
モモは幸せで幸せで、幸せ過ぎて、まるでずっと夢を見ているような気分でした。
たとえしゃべることができなくても、こうしてゆみと目を見つめ合い、微笑みを交わすことができるだけで十分でした。
しかし・・・ この時モモは、大事なことを忘れていたのです。
そう、「24時間経ったら、元のうんこに戻ってしまう」というあの魔女の言葉・・・
ツルガ国に到着するまでにかなりの時間を使ってしまっていたので、そのタイムリミットは、今まさに、刻一刻と迫っていたのでした。
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