120:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 21:04:03.73 ID:Z+7xsjyT0
その44.〜アンデルセン童話「うんこ姫の恋」(前編)の巻〜 ※シリアス
“「うんこ姫の恋」・・・”
“それは、美しくもそこはかとなくうんこ臭い、一つの愛の物語・・・・・”
海のはるか沖、水がまるで紺碧の絵の具で塗りつぶしたように青く、透き通ったサファイヤより澄んでいる南の海・・・
そんな天国のように美しい所に、うんコロボックルたちの住む島、“永遠のうんこ島”(エターナル・エクスクレメント・アイランド)はありました。
そこには、この世で一番不思議で美しい木や草花が生えています。
花と花の間を、極彩色の蝶たちがひらひらと妖精のように舞い、カワセミよりも綺麗な小鳥たちが歌を歌い、おだやかで心地良い南風が優しく吹き抜ける・・・
そんな楽園のように美しい島の中央に、うんコロボックルの王様・うんこ王の宮殿がありました。
その王城の壁はサンゴでできていて、窓は琥珀、屋根はホタテ貝でふいてあり、風によってカタカタと貝が揺れて心地よい音楽を奏でていました。
ただし、その素敵な宮殿に住んでいるのは、すべてマキグソ型のうんこの妖精、うんコロボックルたちでした。
モモ「はあ… 今日もこの島は平和っすね…」ボーッ・・・
宮殿の窓から、うんコロボックルのお姫様が顔を出して、道行くうんこの民たちを眺めていました。
カオリ「モモちゃん? 何をたそがれているの?」スッ
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