114:名無しNIPPER[saga]
2016/10/16(日) 00:28:51.54 ID:Ki+bwBV10
突然そこへ現れたのは・・・ なんと、3年前に行方不明になっていた前のお后様… つまり、しらつき姫の本当のお母様でした。
魔女ニーマンコに捕われていた彼女でしたが、自力で魔法を解いて脱出し、城へ戻る途中だったのです。
ナナ「? 耕介? あんた慕にナニを…」ゴゴゴォ・・・
耕介「あ、姉貴…? いや、これは、えと、その… いや! オレは何もやましい気持ちは…!」カタカタ
ナナ「・・・ちょっとどきなさいよアンタ」グイッ
耕介「え?」
耕介を押しのけたお后様は、しらつき姫を抱き起こして前かがみにさせると、その背中をポォーンと勢いよく叩きました。
すると…
慕「あ゛ぅっ?!」=3=3
しらつき姫の口から、あの毒リンゴが飛び出してきたのです。
慕「・・・あれ、え、ここは・・・ え? おかーさん?!」
ナナ「ふふ、慕、久しぶりね… ずいぶん大きくなったわね♪」
トヨネ「わあぁやったーっ! しらつき姫が生き返ったよー!!」
スミレ「のどにリンゴがつっかえてただけだったんだな」ホッ
ハツミ「キッスの必要なんかなかったですねー!」
ヨカッタヨカッタ イッケンラクチャクダナ! ワイワイ、ガヤガヤガヤ・・・
こうして・・・ 一緒にお城に戻ったしらつき姫とお后様は、玉の輿に乗っていたあの悪いお后様を追い出し、無事、平和な生活を取り戻したのでした。
そして… 七人のうんコロボックルたちは皆、しらつき姫の命を救ったその功績を認められ、お城直属の家来に重用されることになりました。
このうんコロボックルたちは、幸ウンを呼ぶ聖なる妖精として人々からたいへん尊敬され… いつまでもいつまでも大切にされ、後世まで末永く語り継がれたそうです。
(カン)
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