武内P「信頼していただけるのは嬉しいですが…」
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183:名無しNIPPER[saga]
2016/05/19(木) 01:44:05.09 ID:JL724gb3o

―――
――――――

ずぶ濡れの大男が、私をじっと見つめている

大柄で屈強な身体、手配書に載っていそうな強面の顔―――誰かが、この人を最初に見たときに悲鳴を上げてしまったと、聞いた気がする……納得だ―――――――

だけど、その顔は、何か覚悟を決めたような、思わず見とれてしまうような、そんな顔でもあった

男は何かを諭すように、小さな子供に話しかけるように、何枚かの写真を、俯く私に見せながら語った、その顔に似合わない優しさで

そして、ぐずる私に、手放そうと思えば簡単に手放せる私に、それでも、世界に一人だけの、お姫様(シンデレラ)にそうするように、言ってのけたのだ

『私は…このままあなたを失うわけにいきません』

その言葉を聞いたとき、私は―――――――――――――――――――――

ピピピピピピピピピピ

未央「はっ!?」ガバッ

未央「あ…ゆ、夢か…」

未央「……」

未央「っだぁぁぁ!なに!?今の妙なモノローグ付きの夢は!?」バタバタ

未央(何!?何私は思い出改変してるの!?)ゴロゴロ

未央(『あなた達を』だから、『私は…このままあなた達を失うわけにいきません』だから!)


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