用心棒「派手にいくぜ」
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74:名無しNIPPER[saga]
2016/07/12(火) 23:01:00.18 ID:zaCv112a0


 シュザザザザ…

用心棒(チッ、道が崖でドン詰まりになってやがる……回り込んで崖をよけるか)ダダダ

用心棒(しかし……さっきのひと悶着で少し引き離せただろう)ダダダ

用心棒(そうだ、この隙に弾倉を交換しなければ……)カシャッ

<ビューンッ

用心棒「っ!?」サッ

 ズバッ

用心棒「ぐうっ!」

用心棒(くそっ、左腕が……奴の『槍』か!)

用心棒(弾倉交換のために少し速度を緩めたところを狙われたか……)

用心棒(しかし何故だ!?奴は俺の後方に居たはずだ、何故左から槍が……!)

用心棒「――!そこかッ!」ドゴオンッ

 チュイーンッ

槍使い「当たらねえな、そんな攻撃は」ザッ

用心棒「……貴様……」

槍使い「『どうやってそこに移動した』と聞きたいんだろう?」

用心棒「!」

槍使い「……フフフフ、ウッフフフ……誰が手前に教えるかよ!」

用心棒「……」ジャキッ

槍使い「おーおー、勇ましいな。だが手前は間抜けだぜ」

槍使い「逃げ続ければ良かったものを、動揺して無駄な攻撃を試みた結果……槍の射程内から逃れられていないッ!」

用心棒(……!し、しまった!)

槍使い「そしてこれからは二度と逃さない!槍を喰らえ!」ブンッ

用心棒「チッ……!」

用心棒(……むっ?槍の穂先の速さが……宿屋の跡地で対峙していたときより、落ちている?)

用心棒「これなら……撃ち落とせる!」ドゴオンッ!

 カキインッ!

 ガシャッ

槍使い「くっ、小癪な……」ジャラジャラ



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